第1回北海道スナイプ級フェスティバル

このレースの趣旨は実施要項によると、

＞国体の成年男子種目からスナイプ級が今年から外れることになり、スナイブ級の衰退が心配されております。幾多の名スナイパーを育ててきたこのクラスがレース艇として、またそれぞれの技量、年齢に応じた楽しみ方のできるファミリーボートとして北海道の海に甦ることを祈念して、老若男女一堂に会する楽しいレースをと企画したものです。これまでのスナイパーはもとより、他のクラスに乗っておられた方も、伸間を誘いあってふるってご参加ください。　

となっています。

道内でのスナイプのレースが少なくなることを危惧し、スナイプ級を愛してやまない北大O.B.の本多氏が中心となって企画・実現された第1回目のこのレースを以下にレポートします。

江差町マリーナにおいて、1998.6/20-21の２日間で予定どうりの5レースが成立した。

江差マリーナと復元開陽丸

1日目は雨天、２日目は快晴と気象・海象はめまぐるしく変化し、微風で強い潮に悩まされたレースから順風快調なレース、強風とうねりで沈艇続出のレースと、江差の海を十分に堪能した。

おっと、上マークタッチか？

スナイプのフルハイク

このレースは3艇１チームとして勝敗を競うもので、今回は5チーム15艇が出場した。第1回目ということもあり、北大・小樽商大の学生・O.B.中心のチームが多かったが、次回以降はこのレースの周知に努めて全道各地の元スナイパー（もちろん現役も）や隠れスナイプファンにもぜひ参加してもらいたいものです。青森のヨットマンにも来てもらったらいいんじゃないでしょうか（江差でやるなら小樽からくるより近い）。たくさんの人が集まってこのお祭りレースを盛り上げていきたいですね。

成績表

順位	チーム名	点数
1	小樽商大現役	32	個人2位　堀江・黒岩組　　　個人3位　上野・持本組
2	シニアO.B.	23
3	ジュニアO.B.	20	個人1位　三上・和田組（3・2・5・3・2）
4	北大現役	13
5	マスターズ	7

　

　　表彰式

運営・宿泊・レセプションその他諸々にご援助・ご協力くだされた、江差ヨット協会の辻会長をはじめとする江差のヨット関係者ならびに江差町・教育委員会の方々に、まずお礼を申し上げます。このレースの単なるコミッティにすぎない私にこう言わせるほど、江差の皆様にお世話になったということです。それから、主催者である道ヨ連理事長で道スナイプ協会代表でもある秋本さん、小樽ヨット協会の葛西会長・高島さん・左文字さん、函館ヨット協会の乙部さん、ほんとうにご苦労さまでした。

最後に、このレースを発案し実現に奔走されました本多氏のスナイプにかける情熱とそのパワーに最大級の賛辞をおくりたいと思います。

おまけのワン・ショット

荒天の中でも元気いっぱいで運営を手伝ってくれたスナイパーのたまご達。素直で好奇心に満ちている。その気持ち忘れずに・・・